そもそも転職というのは、ある程度知識や技術を身に着けた人が新しい活躍の場を求めて行うというのが主流でした。そのため転職希望者はほとんど中堅世代が多く、仕事探しの場は前向きな人々で溢れていました。
しかしそんな時代から一変し、今となっては若い世代からお年寄りまで様々な世代の人々が仕事を探しています。

その背景として、実際に働いてみて、求人票の内容とは条件が違っていたり、職場の人や雰囲気が合わなかったりという様々な理由で自分から仕事を辞めて転職をしようとする人が増えたのです。

そんな理由で辞めてしまう人が悪いという人もいれば、求職者を騙すような内容の求人を出す企業側が悪いという人もいます。しかし、実際に20代という若さで何度も転職を経験している人は少なくはないのです。

ただ、転職回数が多いということはそれだけ履歴書に傷をつけているということになります。企業側からすれば「この人は雇ってもすぐに辞めてしまう」という判断からどんどん採用が難しくなっていってしまうのです。
さらに転職を繰り返していくと新しい環境に慣れるところからスタートしなければならないため、しんどくなるのは結局自分自身なのです。

転職回数が多い人の特徴としては、まず仕事選びの段階から失敗している人が多い傾向にあります。給料や福利厚生など条件面だけを重要視して選んでいることから、いざ働いてみたときのギャップに対応しきれないという事例がよく見受けられます。

もちろん働く上で条件というのは大切ですが、それだけではなく、どんなことを目指している企業なのか、どんな雰囲気の職場なのかなど入念にリサーチすることも必要です。