経歴はどこまで容認されるか

終身雇用制度が崩れて以降は、転職を行なう人がどんどん増えている状況です。定年退職まで同じ会社で働き続けられる保障が無くなったことで、多くの人が条件が良い働き口が見つかれば転職しようと考えるようになっています。

しかし、何度も転職を繰り返していると、ある時点で突然内定を貰いにくくなるものです。
企業側にとっても転職回数が多い人は採用してもすぐに辞めてしまうと警戒されます。求人を行なう際には、求職者が考えているよりも多くの求人費用を会社側は負担しているので、在職期間が短い人は再度求人費用がかかる危険性があり望ましくないのです。

年齢にもよりますが、転職回数が3回を超えている人が優良企業から採用されにくいという声をよく耳にします。10年に1度転職を繰り返したとして3回目の転職時には52歳前後となっており、再就職は厳しいでしょう。

しかし、技術系の職業の中には転職をしなければ必要な技術を身に付けることが出来ないことがあり、スキルアップを目的とした転職であれば転職回数に数えない会社も存在します。
プログラマーとして働いている人は、上流工程の職種へ転職出来なければ給料が一定以上を超えて伸びることはほとんどないと言われています。そのため、上流工程の人数枠に空きが無ければ、他社へ転職することが積極的なキャリアアップに繋がるのです。
キャリアアップのための転職であれば、容認される傾向が強いことは確かです。

キャリアアップとは無関係の個人的な事情による転職はなるべくしたくないものですが、もしやむおえず離れる事になってしまった場合は、次回の転職の際にしっかりと相手を納得させるような説明を準備しておくことが大事です。